「お茶どうぞ」
と湯飲みを浮気相手に渡した。
浮気相手は、
「どうもありがとうございます」
とまだまだ呑気な雰囲気だった。
すると嫁が台所に戻っていった。
台所から戻ってきたと思ったら肉たたき持ってた。
俺、絶句。
両親達能面。
浮気相手「へ?」
瞬間、嫁が浮気相手の顔面に肉たたき叩きつけた。
嫁はニコニコしながら、
「慰謝料は要りません。ただ、アナタに息子と同じようになっていただきます」と言った。
お前ら人間のまぶたが裂けて眼球もろ見えになったの見たことある?
凄いなんてもんじゃない。
もう言葉が出ない・・・
浮気相手も顔面が出る血に絶句するしかなかった。
「息子はちょうど今叩いたらへんに火傷の後が残るそうなので、傷をつけさせていただきました。
あと片目も失明してるんですよ。
どうです?まだ見えてます?
見えてるならちゃんと潰さないと…」
ガクガク震え出す浮気相手。
「それからなんで子供が傷物になったからって手放す親がいるんです?
馬鹿ですか?傷物にしたのはどなた?」
そう言って嫁は浮気相手に持ってきたばかりのお茶を、
ボロボロになった顔面にかけた。
嫁は言葉を続けた。
「後は、足と性器ですね」
その言葉に浮気相手が、
「あの、その、それは」
と言い訳し出した。
すると俺母が・・・
「孫ちゃんね、火傷で性器ダメになったのよ。
あと片足が凄い酷い火傷でね、切断まではいかないけどグシャグシャなの」
と子供の写真を浮気相手に差し出した。
その写真を見たからか、この自分の現状からか、浮気相手は初めて、
「ごめんなさい」
と呟いた。
「はい、謝罪は頂きましたが、君の謝罪一つに何の価値があるのかね」
と言って浮気相手、号泣し出す。
そこから浮気相手は、
「本当にごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!助けてください!うわああああ」
とか言ってひたすら助けを求めるも、嫁が、
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