今日は踏ん切りつけたほうが良いって意見結構もらったな・・。
うーん、どうなんだろう。俺自身、そういう、これからについて色々考えたりはするんだよ。ただ、どうしたらいいのか全然まとまらない。
彼女が死んですぐはさ、現実を受け入れるのに精一杯で、1年くらいは何も手につかなかったし、いわば混乱状態だった。
でも2年目3年目って、彼女のいない季節何回か過ごして、それまでは常に一緒だった彼女がいない生活してるうちに、
「ああ、もういないんだな」って、なんか理解してきて、慣れも出てきた。
ただ心のどこかに常に彼女がいて、気持ち的には彼女とずっと付き合ってるような、遠距離恋愛してるみたいな気分だった。
(今もそんなとこ微妙にあるけど)
そんで4年5年って経って、今度は周りが、「そろそろ・・」って感じになってきた。
結構厳しい先輩とか、母親とかは「いつまでも拘ってないで新しい人みつけろ」って言うんだよ。
でも俺は、自分がどうしたいのかもよくわからない。
6月22日の夢
俺は街を歩いてた。
彼女(あゆみじゃない、誰かわかんないけどその中では彼女だった)と一緒にショッピング的なことをしながらふらふら歩いてた。
街はなんかヨーロッパ風の造りで、彼女も美人だった気がするw
大きな通りを挟んで反対側の歩道をふと見ると、小さな女の子が泣いていた。
手には風船を持ってて、目のあたりに手をやって一人で泣いていた。
俺はその子が、あゆみだってすぐわかった。でも、わかるんだけど、どういう知り合いなのかわからないんだよ。
助けに行きたいような、ほっとけないっていう身内的な感情は沸くんだけど、誰だかわからないからそれも出来ない。
しばらくそっちを見てると、女の子も顔をあげてこっちを見た。
悲しそうな顔をしてた。俺は隣にいる彼女の手を握り締めて、
「ごめんよ、今は人といるからそっちには行ってあげられないんだ」って雰囲気を出した。
なんか電車の優先座席で、席を譲らずわざとらしい咳をするような、変な気まずさで背中に冷や汗をかいていた。
女の子はすっくと立ち上がると、「わかったよ・・」と言って路地に入っていった。
広い大通りを挟んでいたのに、はっきり聞こえた。女の子はいつの間にか成長していて、後姿があゆみにそっくりだった。


