切れた人は刃物を持って相手に襲い掛かると思ってたのに、まさか自分に襲い掛かるなんて。
S子は「もうやめてよ、お願いだから」と言って泣いている。
2号君「大丈夫、こうやって自分の血を見ると落ち着くんだよ。」
2号君「大丈夫、こうやって自分の血を見ると落ち着くんだよ。」
なるほど。
数ヶ月前、俺の腕を切って自分の腕も切ったのは、自分を落ち着かせるためでもあったんだ。
2号君が馬鹿なことをやってるのを見て、いい加減イライラしてきた。
自分の手の甲を刺して大丈夫?
俺からしてみたら子供がかまって欲しくて駄々をこねてるだけに見えた。
このまま放置したらどうなるんだろう?
結局誰かに助けを求めるんじゃないか?
そんな考えすら浮かんだ。
俺が「2号君、落ち着いた?」と聞いてみると
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