【涙腺崩壊】間違い電話してきたBBAに会いに行った結果・・・

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13: 名も無き被検体774号+ 2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:cG15Sdvf0
それからも何度も婆さんから電話があり、その度に竹子さんに謝られるという状態が続いた
そんなある日いつもの様に電話がかかってきたので出てみると婆さんではなく竹子さんからだった
「こんなお願いをするのは図々しいとわかってはいるんだけど」とお茶を濁す竹子さんに話をきくと
婆さんが間違い電話をかけた日は調子がいいのか一日中穏やかにすごすので
もし時間の都合が合った上で嫌でなければ電話に付き合ってやってはもらえないだろうかとの事だった
当時自分は会社を辞めたばかりで時間は有り余っていたし正直話し相手が欲しかったという気持ちもあった
それが果たして婆さんの為になるかどうかはわからなかったけど誰かの役にたてるんだったいいかなと思ったし
「わかりました、タカシさんになりますね」と竹子さんのお願いを聞き入れて婆さんの話し相手になる事にした

 

14: 名も無き被検体774号+ 2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:bz10jIA+0
>>13
いい奴だね

 

15: 名も無き被検体774号+ 2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:cG15Sdvf0
それからは竹子さんから色々と情報を仕入れて
○○は地名である事、タカシさんは元銀行員で退職後は二人でよく観劇などに行っていた事
他にも家族構成だの色々と婆さんに関する事を教えてもらって出来るだけタカシさんを演じようと思った
ただ、認知症はそんなに甘くなかった
それまでタカシさんとの愛を語り合っていたかと思うと突然「貴方は誰!」と素に返ったのか電話を切られる事もあったし
前の日に観劇の思い出を語っていたので翌日も話の続きをしようとしたら
「タカシさんは入社したばかりなのにそんな遊ぶ時間なんてないでしょう?」と記憶の時間がずれていたり
ヘタに話を広げようとするとかえってボロが出るから聞き役に徹するのが一番だとわかったのは
タカシさんごっこを始めてから3ヶ月経ってからの事だった

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