小学生だった俺ら、友達の親父を襲撃➡︎とんでもない目にあった・・・【偉大なる母の力】

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58: 2011/10/20(木) 22:12:54.41 ID:KKhg5spC0

母ちゃん「坂倉さ~ん?1の母ですけどいらっしゃいますか~?」

一瞬で緊張が走る・・・・
中には・・中には・・あのオヤジはいるのか・・・?

オヤジ「なに~!?1の母だ~!そこで待ってろ!」

部屋の中から、もはやバカなんじゃないか?と
思うくらいでかい声でオヤジが叫んだ。
あの空気を震わせ地面を揺らすような低音のどなり声・・・

聞いただけで足が・・・

本田母「大丈夫だよおまえら。あたしらがいるから」

子供は父親より母親の方が接する時間が圧倒的に長い。
潜在的にどこかで母親を信用しきってるところがあるのだろうか?
本田母は他人の母親だけどその一言で震えそうな足が
ピタっと止まった。

ガチャ・・・・

 

66: 2011/10/20(木) 22:18:37.13 ID:KKhg5spC0

母ちゃん「どうも先日はうちのバカ息子が
ご迷惑をかけて申し訳ございません。」

オヤジ「てめえが母親か~!てめえはガキにどんな躾をしてんだコラァ!」

母ちゃん「返す言葉がございません。きちんとお詫びはさせて頂きたいと思います。
1!本田!おいで!」

え・・・謝るの・・・?俺達聞いてない・・・

俺たちを・・坂倉を助けてくれるんじゃなかったの?
なんで・・謝るんだ・・?母ちゃん・・・?

母ちゃん「ほら!おまえらは悪い事をしたんだ!
きちんと謝りなさい!」

俺・本田「す・・すいませんでした・・」

オヤジ「すいませんじゃねえだろガキャ~!
謝ってすむ問題か!てめえらはな!犯罪者なんだぞ!」

 

68: 2011/10/20(木) 22:20:12.25 ID:KKhg5spC0

く・・・このクソオヤジ・・・・
なんで・・こんなに偉そうにされなきゃいけねえんだ・・・
俺がやってきたことは・・正解だって言ってたじゃねえか・・・
なのに・・・なんで・・・なんで・・・

母ちゃん「よし。おまえらはきっちり謝罪した。
ではオヤジさん。うちの子と本田に謝ってもらえますか?」

オヤジ「は・・?バカか!?なんで俺が謝るんだよ!」

母ちゃん「あんた子供を本気で蹴り飛ばしたらしいですね?
男として最低だす。子供に暴力振るうなんて。
人間として最低だから謝れって言ってるんです!」

 

69: 2011/10/20(木) 22:20:52.18 ID:KKhg5spC0

オヤジ「あああああああんんん?てめえこらババア!
誰に向かって口利いてんだコラァアアアア!」

母ちゃん「大声を出さないでもらえますか?」

オヤジ「てめえらああああ!舐めてるとぶっころ「お願いですから静かに!迷惑です!」

オヤジ「なんでてめえらに指示されなきゃいけねえんだ~!
引きずりまわすぞコラアアアアアア!」

母ちゃん「わかりました・・・では・・・」

母ちゃんの頭は徐々に下へと降りて行く・・・

え・・・?母ちゃん・・・どうした・・・・
やっぱ・・男には勝てないの?ビビって謝っちゃうの?
俺は・・さっきまで強気でかっこよかった母ちゃんしか・・
見たくない!

71: 2011/10/20(木) 22:22:18.56 ID:KKhg5spC0

1の母親は頭を男のお腹あたりまでぐぐっと下げる。
そこから手がさらに下へと伸びていく・・・
地面に何か落とした物を拾うのかと思うほど下に急降下した腕が
再び上昇気流に乗り上昇していく。

手の形はパー。指と指の間から抜ける空気・・・
空気を切り裂きながらさらに加速を開始し
男の男たるシンボルの下へと迫っていく・・・

男は母の頭しか見ていない。
予測は一切できていない。

急接近した手のひらの存在に気付かない男は
腕組みをし仁王立ちしている。

その刹那、空気を切り裂きながら上昇してきた手のひらが
男の股間を強烈にすくいあげる。

 

73: 2011/10/20(木) 22:23:33.61 ID:KKhg5spC0

母親の手のひらに手ごたえがあったかどうかはわからない。
男の袋はそれほど軽く、しかし確実にダメージを受ける部位。
感触が伝わらぬほどの速度ですくいあげた腕は
さらなる上昇を続け、男のアゴの手前でようやく停止した。

その美しいまでのフォロースルーの長さが
いかに腕と手首に力を込め一切の妥協のない
乾坤一擲に値する一撃だったかを物語る。

母親は髪をなびかせ、静かに微笑んだ・・・・

もしこのシーンをグラップラーバキの作者
板垣氏が見ていたらどう描いただろうか?
私はきっとこの母親の背なには
鬼の筋肉を浮かび上がらせて描いたと予測する。

それほどの説得力と力強さが加わった一撃だった。

 

75: 2011/10/20(木) 22:25:32.52 ID:KKhg5spC0

「ケコオォォォ!!!」

カエルに似た叫び声を男が上げる。
その母親が放った乾坤一擲は
腰から背中を通り脳天まで響き渡り
あまりに重い一撃に呼吸器官が麻痺し
声ができらず息が抜けてしまい
カエルのような叫び声になったと予測できる。

膝が崩れ地面に両膝をつき
組んでいた腕は両方股間へとシフトする。

それを目撃していた1と本田も
そのあまりの説得力ある打撃を目撃し
わが身に受けたと錯覚し
同時に股間に手をやってしまったのも必然と言える。

(ふざけた表現ですまん。
この金玉打ちだけは表現遊びたかったんだ・・・)

 

78: 2011/10/20(木) 22:27:34.32 ID:KKhg5spC0

母ちゃん「だから言ったでしょ?大声を出さないでって。」

オヤジ「フホーー!フホーー!ケコオオーー!」

母ちゃん「そう、やればできるじゃない♪
おとなしく話し合いましょう。ね?」

オヤジ「フホーー!フホーー!フホーー!」

まるで会話になっていない・・・
おそらくオヤジの意識はどこか遠くへ飛んでいることだろう・・・
俺はオヤジに蹴られた恨みを持っていたが
この一撃だけで気分は晴れ、同時に同情を覚えた・・・

 

80: 2011/10/20(木) 22:29:00.54 ID:KKhg5spC0

母ちゃん「んじゃ上がらせてもらいま~す。
はい、あんたらも上がっちゃって~♪」

母ちゃんはカエルのようなうめき声をあげ
カエルのように潰れているオヤジの髪を引きずりながら
部屋の中へと入って行った・・・

母ちゃんに続いて俺も部屋へと入って行く・・・

俺は部屋へあがって驚愕した・・・
部屋は3人で住んでるだけあり
6畳が二間ある12畳のアパートだった。
玄関から入った部屋は恐らくダイニングキッチンなんだろうが
部屋中に雑誌と新聞とゴミが散らばり
ゴミの上にゴミが乗ってるような状況。
台所だけは料理をするためか
キレイに片づけてあったが
他の場所は散々だった・・・

 

83: 2011/10/20(木) 22:31:48.44 ID:KKhg5spC0

本田母「あらまあ・・きったないわね~」

それ意外に表現しようがないほどの汚い部屋・・

その奥に扉があり、俺はその扉を開ける・・・・

そこには・・・坂倉が・・坂倉がいた!

しかし坂倉は壁の方に顔を向け
さらに目隠しをされ気をつけをさせられていた。
それを母親は何も気にせずいたのだろう。
寝そべったままの恰好で入ってきた俺たちに目を向け
キョトンとした顔をしていた。
テレビはついていた。子供をこんな状況にして
平気な顔をしてテレビを見ていたのか・・・・

 

85: 2011/10/20(木) 22:33:23.60 ID:KKhg5spC0

俺があっけに取られていると
本田母が続いて入ってくる・・・

坂倉母「な・・なによあんたたち!」

坂倉母は俺たちを問いただすが
本田母は表情一つ変えず坂倉母に近づき
寝そべって下にあった顔をつま先でけり上げる・・・

「ぷるあぁ!」と聞いたこともない叫び声が響くと
即座に馬乗りになり本田母は静かにしゃべった。

本田母「大声あげたら鼻を折る。それでも叫んだら首を絞める。わかったな?」

いきなりの事でパニック気味だった坂倉母だったが
その圧倒的な迫力で声もあげられない様子だった。
首を激しく上下に振り、理解したというジェスチャーを繰り返す。

俺達が昨日、何もできなかったオヤジを一撃で沈め
あっという間にこの家を占領してしまった。

俺と本田は顔を見合わせた・・・

俺・本田「すげえ・・・」

 

87: 2011/10/20(木) 22:35:22.32 ID:KKhg5spC0

しかしいつまでも感動してはいられない。
すぐに俺と本田は坂倉の目隠しを取り
「もう大丈夫だ!」と声をかける。
坂倉がこちらに振り返ると
目をパチクリさせていた。

音は聞こえていたはずだと思うが
目の前にある現実をなかなか受け止められなかったんだろう。

俺「大丈夫だ。もう大丈夫だ。」

何か声をかけなきゃ!と出てきた言葉は「大丈夫だ」
これしかなかったが俺が伝えたかった事は無事に伝わり
端正な顔を崩して泣き崩れた坂倉・・・

相当・・・きつかったんだろうな・・・

 

88: 2011/10/20(木) 22:36:30.27 ID:KKhg5spC0

母ちゃん「さて、オヤジさん。話できるかな?」

オヤジ「フホーーー!フホーーー!」

母ちゃん「無理だったら返事してください~?」

オヤジ「フホーー!フホーー!」

おい・・病院連れて行った方がいいんじゃねえか?
渡っちゃいけない河を渡り切りそうだけど・・・?

 

90: 2011/10/20(木) 22:37:46.15 ID:KKhg5spC0

母ちゃん「こりゃダメだ。じゃあ奥さん、お話できるかな?」

坂倉母「・・・・な・・なんですか?」

母ちゃん「あんた。なんで自分の子供を守らないの?」

坂倉母「か・・関係ないじゃないですか!
私の子供をどうしようと関係な・・「子供はてめえのおもちゃじゃねえ!!!」

母ちゃんの声が天井と地面にぶつかって
あちこちにはねまわる。
それほど響き渡った声に母ちゃん以外の
誰もが身震いした・・・