うあああああああああああああ
ああああああああああ
駄目だ死ぬ
こんなおわりじゃやだよぅ
姉「ん?」姉「天かすトップ?」
妹「食い違ってる気しかしないけど」
妹「とりあえずストップ」
姉「了解」
女「……急でごめんね」
男「…………」
女「…………」
男「俺、今日のデートすごい楽しかった」
男「冗談抜きで人生トップかもしれない」
女「…うん」
男「女さんはどうだった?」
女「楽しかった、けど」
女「友達としてしか見られないって分かったの」
うわああああああああ
案外お互い冷静だな
くそおおおおお!
じゃあ妹くれええええええ
男「友達…」女「……」
男「(二週間前の俺から考えると…)」
男「上出来だな」
女「?」
男「女さん」
女「なに?」
男「好きだ」
女「…………」
男「好きだ」
女「…………」
男「好きだ!」
男「大好きだ!」
男「愛してる!」
女「……重いよ、男くん」
重いねえ
何回リロードさせんねん
男「…………」女「…………」
男「好きだ」ギュッ
女「……手なんか握られても変わんないよ」
男「……」ギュッ
女「恋人つなぎでも一緒」
男「……」ギュッ
女「……抱きしめられても変わんないよ」
男「じゃあこっちきて」クイッ
男「……」スタスタ
女「?」スタスタ
男「いくよ。っせーの!」
女「わわっ」
男「好き」
女「……お姫様抱っこされながら好きって言われても」
男羨ましすぎ
こんなのってないよ…
もうさっきから脳内で映像化されまくってる
随分勇ましくなったなあ
パンツ脱いだぞ!!!!!!
男「変わんない?」女「……」
男「砂浜ドンは服が汚れるかもしんないし」
女「落とさないでよ」
男「堕とすよ」
女「……いつまでお姫様抱っこ続けるの?」
男「惚れるまで」
女「…………」
男「ちょっと揺らいだ?」
女「そんなセリフ言って恥ずかしくないの?」
男「…………」
男「……う、腕立てしときゃよかったかな」
女「降ろしてよ」
女「もういいよ」
女「気持ちは伝わったから」
………
男「(……あいたた)」
女「ほんとに大丈夫?」
男「ばっちり回復した。女さん軽かったし」
女「……」
男「……」
女「男くんの気持ちはすごいうれしいよ」
女「でもね、でも…」
女「…………」
女「だめなの」
男「?」
男「どういうこと?」
女「私がこれ以上幸せになっちゃいけないんだ」
女「男くん。好きだよ。だから付き合えない」
好きになっちゃったのか
切ない
えんだああああああああああ
うーん
別に男の親殺したわけでもないしなぁ
両思いで問題無いと思うが
神スレだわ
男「付き合えない?」女「もういいよ。気付いてない振りしてくれなくても」
男「……」
女「優しいもんね」
女「いつから騙された振りしれくれてたの?」
男「さてなんのことやら」
女「私は女優になれないし、男くんは俳優になれないね」
男「ダメなのか?」
男「嘘の告白でも、俺を騙してても…」
女「だって…だって全部押し付けて逃げようとしてたんだよ?」
女「許されていいわけないよ」
男「…………」
女「ほんとは分かってたんだ。罰ゲームってことがバレてる、なんてこと」
女「でもね、男くんの優しさに甘えてたの」
女「卑怯な私は全部見ない振りして、逃げてたの…」
お前らこういうの好きだよな
>>475
こういう体験に憧れてるやつらばっかだからな…
たのむからハッピーエンドしてくれよ
女「ごめんなさい」男「謝らなくても大丈夫。こっちなんか盗聴器つけようか悩んだくらいだから」
女「ふふ。どういうことなの…」
男「俺、騙されたのなんか気にしてないから」
男「むしろ嬉しかったんだよ。好きな人と一緒にいられて」
男「だから…」
女「ううん。それでもやっぱりダメなの」
男「ダメじゃない」
女「ダメなの」
男「ダメじゃねぇ!」
女「ダメ!」
女「罰ゲームってことをいいことに好き勝手してたし!」
女「皆に見られたくないからって話しかけるの躊躇したし!」
女「今日だって無理やり友達っぽく装ったりしたし!」
男「…だからフランクなひょえーが、都合の良い呪文なのか」女「そうだよ、幻滅したでしょ…?」
女「人をおもちゃにして…最低だよ…!」
男「全部終わったことだし、いいんだって」
女「ちがうの…」
女「男くんはかんちがいしてるの…」
男「どういうこと?」
女「だって…今白状しちゃえば男くんがぜったいにゆるしてくれると」
女「そうやってきめつけて…だからずるくて…わるいこといっぱいして」グスッ
男「あー!もうじれったい!」
男「泣いてる女さんもかわいいけど!」
男「はい、これハンカチ!」
女「え、あ、ありがと…」
男「つーかそんなに気になるなら、今から俺も悪いことしてやる!」
男「それで罪悪感も半分こっこだ!」
女「ひっ」女「な、なにするの…」
男「女さんが罪悪感で苦しんでるなら」
男「俺も背負うだけだ」
男「ふひひ…」
女「こ、こわいよおとこくん」ビクッ
男「もう決めたんだよ」
男「きっちり受けてもらおうか」
男「…………」
女「…………」ゴクリ
男「今から女さんに罰ゲームで告白する!」
女「え…」
女「罰ゲームで告白…?」
そうかそうきたか
男「俺と付き合ってください!」女「…………」
女「…………」グスッ
男「返事がないな」
男「ただのかわいい女さんのようだけど」
男「あー、あれか」
男「同じようにデートの回数も決めないといけないな」
男「そうだなー。とりあえず1万回くらいにしとくか」
男「あとは、期間か」
男「これは一生だな。うんうん」
女「……」ゴシゴシ
男「どう?」
女「や、やだ…」ギュッ
女「一生恋人なんてやだ!」
女「10年くらいで結婚するもん!」
えんだああああああああああああああ
うおおおおおおおおおおおおおおおおお
かわえええええええええええええええええ
きたああああああああああああ
さすが男!おれたちにできないことを平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!
妹「甘っ!」妹「なにこれ」
妹「ねぇ姉上、なにこれ」
姉「知らんよ。盗聴しといて何言ってんだって話だけど」
妹「甘っ!」
妹「手助けとかいらなかったんじゃないかと思うくらい順調だったよね?」
姉「(というか私は必要だったの?)」
妹「お姫様抱っこを嫌がってない時点で好きどころの話じゃないでしょ」
姉「私にも双眼鏡貸してくれればよかったのに」
妹「ウルトラ予定調和だった気がしない?」
妹「甘っ!」
姉「妹者らしくないな」
姉「もしかして兄貴取られて悔しいのか?」
妹「べ、べつにお兄ちゃんのことなんかそれほど好きじゃないんだからねっ」
とりあえず姉上はいただく
男が全然罰ゲームじゃないでも(・∀・)イイ!!
ここに来て最強の司令塔妹が可愛く見えてきた
最初から可愛いだろ
正直この構成‥‥いや攻勢はうまい
やっぱ盗聴器なんてもってる妹なんてやだ・・・
妹「…………」ジー妹「どんだけ手繋いでんだよ」
妹「ラッコか?」
妹「あいつらラッコか?」
姉「無事に付き合えたみたいでよかったじゃないか」
妹「とりあえず盗聴器はオフっとこう」パチッ
姉「なんで?ほんとに兄者のこと好きだったの?」
妹「ううん。今から何やりだすかわかんないから」
妹「そんな声聞きたくないし」
姉「……若いからな」
妹「姉者よりかなり若いからね」
姉「…………」スパーン
妹「いたた…」
妹「んじゃ帰ろっか、アッシー君」
姉「私はその世代じゃない!」
腹の奥がじんじんするわ
翌日 学校 (月)(7/13)女友「男君すごいわね。あの状態から堕とすなんて」
女友「(ってかバレたら違う罰ってのがこんな形で実現するとはね…)」
女友「じゃあもうバラしてもいいのかな?」
女「何の話?」
女友「男君に聞かれたのよ。あんたが好きなものとかいろいろ」
女「あ、それなら聞いたよ」
女「図書室で勉強してたのも、作戦?のひとつだったんでしょ?」
女友「なんとなくそんな感じのこと言われたわね」
女友「ってかそんなこと聞かされて引かないの?」
女「引かないよ。もう好きになっちゃったんだもん」
女友「甘っ!」
女友「すんごいからいたくなってきたわ」
女「ふーん。でも男くんのこと誘惑しても無駄だよー」
女友「……私がただのモブじゃないってこと見せてあげる」
まお中盤から後半にかけて完全に空気だったしな
ただのモブですよ?
放課後男「いやいや、伏線も張ってるし間違いないって」
女友「だからそれがミスリードなんだって」
女友「巨人が料理を人類に振る舞ってるのは友好的に見せかけた作戦なのよ」
男「でも料理中に涙流してたじゃん」
女友「あれは玉ねぎが…」
男「巨人の身長とまな板の低さを考えたら…」
女「うぅ」
女「わけわかんなくてついてけないよー…」
女友「よし、そこまで言うなら一緒に一巻から漫画読み直して語りつくそう!」
男「望むところだ」
女「!」
進撃のソーマか
安心してくださいただのモブです
女「お、男くん?」女「二人きりで遊ぶの?」
女「浮気しちゃやだよ?」ギュッ
男「そんなことしないって」
女友「あーあ」
女「な、なに?」
女友「こんな束縛きついと嫌われちゃうのも時間の問題なんじゃないかなー」
女「!」
女「う、あ、あの…」
女友「(うひょー)」
女友「(そそるわねこの顔)」
男「女さん大丈夫だから」
女「…………」
女友「(またハムスターみたいになってる)」