383 :名も無き被検体774号+ :2012/07/31(火) 23:42:50.71 ID:rIGoNaRq0
僕が何も言おうとしないのを
動揺の証と受け取ったらしい先輩は
なぜか「大丈夫だよ!」と励ましてきます
「私の友達にも、君みたいな子、いたよ。
でもそれはただの一時的な病気で、
別に特別気に病むことじゃないんだよ」
よく分かりませんが、ひとまず、
ある点において手間が省けました
僕は先輩の体をのっとり、言うことを聞かない
自分の体を地面に叩きつけます
柔道で言うところの大内刈を、
先輩の体を使って僕にかけたわけです
384 :名も無き被検体774号+ :2012/07/31(火) 23:50:15.48 ID:rIGoNaRq0
単純な脇固めを極め、僕の動きを奪います
そのまま先輩に喋ってもらうことにします
僕の体は先輩を振り払おうとしますが
その動きは僕自身が抵抗して軽減します
「あんただって、いつかは俺たちみたいに、
どうしても殺したくない相手に出会う。
そして次の瞬間にはあんたが命を狙われるんだ。
そういう繰り返しは、もうやめにしないか?」
そう言った後、続ける言葉を考えて、
しばらくその体勢のままでいると、
いつのまにか僕の体の操作は解けていました
ここまですることはなかったのかもしれません
地面に転んだ時にぶつけた肩が痛み出します
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