481 :名も無き被検体774号+ :2012/08/04(土) 21:50:16.00 ID:Axa50L7/0
僕は青空に手招きして、身振り手振りで
コップに水を汲んでくるよう頼みました
青空は台所でコップに冷たい水を注ぐと
「ほーら水ですよー」と言いながらやってきて
ベッドに寝る僕の顔に1mくらい上から垂らします
僕は口を開けてどうにか水を飲みます
顔もベッドもびしょ濡れになりますが
少しでも水を飲めたことを僕は喜びます
482 :名も無き被検体774号+ :2012/08/04(土) 22:00:45.39 ID:Axa50L7/0
「くもりぞらさん、今日は一段と元気ないですね」
ベッドに腰掛けた青空は、空き缶で僕の頭を
こつこつ叩きながら言います、「でも私は元気です」
僕は「後で見てろよ」という目線を送ります
「出て行ってもらいたそうな顔してますね」
青空は楽しそうに言います
「だから出て行ってあげません。あはは。
――それにしても、くもりぞらさん、
さっきから喋りませんね。動きませんし。
疲れてるんですか? なんかありました?」
僕が何も答えないのを見て、
「ん、まあいいや」と青空は言います
「とにかく、千載一遇のチャンスですね」
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