本田「おい!母ちゃん!電話だぞ!」
母「わかってるわよ!そこにいなさい!逃げるんじゃないわよ!
ガチャ・・・もしもし・・・はい。あらあら~!
大変だったでしょ~?
・・そう・・そう・・そうなのよ~!
え・・・?うん・・・・うん・・・あら・・そうなの・・・
うん・・・うん!いいわよ!付き合うわ!
いくいく!」
本田は母の楽しそうな声を聞いて
余計にイライラしていた。
裏切られたとは思っていないが
自分だけ襲い掛かり首謀犯にされ
こっぴどく怒られたことに不満を感じていた。
ただ、父と母が必要以上に怒らず
いつものノリで少し明るく怒ってきたおかげで
なんとか精神的にキレずにいられた。
そこに母なりの気遣いを感じたが
自分が悩んでる事をつゆ知らず
どこかに遊びに行くと楽しそうにしゃべってる母が
本田の脳内を余計に沸騰させていた。
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