菊容子《絞殺》 享年24 (1975年)
1975年4月29日、交際を強要されていた23歳の元俳優の男性(のち自殺未遂後、逮捕)に、新宿区諏訪町の自宅に侵入され、首を絞められて殺害された。
事件の直前の4月2日から4月29日まで「新宿コマ劇場」の水前寺清子公演「姉ちゃん仁義」に出演中で、殺害された日は千秋楽だった。
菊は1年前からテレビタレントの藤沢陽二郎(23)と交際しており、4月29日3:00、菊から父に、藤沢がマンションに来ていると電話があり、父ははっきりと交際を断るようにアドバイス、菊は父に舞台があるので、朝早くに電話をして起こして欲しいと頼んでいた。
藤沢は「柔道一直線」や「仮面ライダー」などに出演していたが、特撮ものに脇役で出るような役回りの俳優。
10:00、世田谷区の友人宅に車で藤沢は現れ、殺人を漏らし、午後に自首するので同行して欲しいと頼んでいた事から、菊殺害は藤沢の犯行と断定された。13:30、小田原市早川の箱根ターンパイク内の橋の欄干に2度、車をぶつけ、右足首に3ヶ月の負傷をした藤沢が逮捕された。
自殺を図ったものだが、藤沢は菊に冷たくされ、よりを戻そうと当日も菊の部屋を訪れたが、別れ話がもつれて手で首を絞め、さらに電話線のコードで絞めて殺害したという。
保倉幸恵《自殺》享年22(1975)
女優業を休止して療養中だった1975年7月8日午前5時55分、東京都大田区の自宅近くにある東海道本線大森~蒲田間の跨線橋において1.2mの柵を越えて8m下の線路に飛び降り、そこを通りかかった横須賀線久里浜発東京行きの普通列車に轢かれて即死した。享年22。 高速列車に轢かれたために事故現場は凄惨で、遺体は顔面が完全に粉砕され、胴体も手足が轢断して四方八方にバラバラに飛び散るなど損傷が酷かったと言う。
警察では身許を確かめられず身許不明のまま火葬にしたという。22歳の若さだし、仕事も順調にいっていたので誰もが自殺するとは思わなかった
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