その音の方を目を凝らして、その何者かを捜した。
俺達から20〜30メートル程離れた所の茂みに、その何者かは居た。
懐中電灯片手に、もう一方の手には長い棒のようなものを持ち、
その棒でしげみを掻き分け、山を登っているようだった。
俺たちは始め恐怖したが、その何かが『人間』であること。
また相手が『一人』であることから、
それまでの恐怖心はなくなり、俺たちの心は幼い『好奇心』で満たされていた。
俺が『あいつ、何者だろ?尾行する?』と呟くと、
二人は『もちろん』と言わんばかりの笑顔を見せた。
微かに見える何者かの懐中電灯の明かりと草を書き分ける音を頼りに、
俺達は慎重に慎重に後を着けだした。
その何者かは、その後20分程、山を登り続けて立ち止まった。
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山奥にあった秘密基地で行われていた呪いの儀式を見てしまった少年たちに襲いかかった恐怖の悲劇!
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