SさんもKさんも、うっすら汗かき始めてて、
随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。
結構下りた。
時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。
階段を下りると、ものすごく広い通路が、左右に伸びてた。
多分、幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。
通路はところどころ電灯がついてて、
すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、
左手に向かって進んだ。
時々休みながら、どれくらい進んだかな。
通路自体は分岐はしてない。
ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。
ある扉の前で、Sさんが止まって言った。
続きは次のページにてご覧ください。
コメントを残す