218: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/15(日) 17:44:40.89 ID:WuLtuWlB0
さて、再開します。遅くてごめん。お母さんは俺に言った。
母「手術しても…余命は1年くらいだろうって、言われてるの…」動揺した。思っていたよりも、ずっとずっと、残っていた時間はなかった。母「君は…それを覚悟しておいてね。それで、このことをあの子に伝えるか
わたしたちは悩んでるの…」
さて、再開します。遅くてごめん。お母さんは俺に言った。
母「手術しても…余命は1年くらいだろうって、言われてるの…」動揺した。思っていたよりも、ずっとずっと、残っていた時間はなかった。母「君は…それを覚悟しておいてね。それで、このことをあの子に伝えるか
わたしたちは悩んでるの…」
人生20年そこらしか生きて来なかった俺には、もうどうしたらいいのか分からなかった。
母「君は、最後まできっとあの子のそばにいてあげてね。
あの子、あなたがいない時もあなたのことばかり話すのよ」
みたいなことを言っていたと思う。
最後までってなんだ?もういなくなること確定なのか?
混乱した。
大学生の小僧には、あまりに色々重すぎて、どうしたらいいか分からなかった。
220: 名も無き被検体774号+:2012/01/15(日) 17:48:00.11 ID:hiNsX/wJ0
話が重過ぎてなに書けばいいのか分からなくなってきた。
221: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/15(日) 17:48:01.73 ID:WuLtuWlB0
手術は滞り無く無事終わった。
しばらくは麻酔やらなんやらのせいで、熱も続き、
彼女も起き上がるのは難しいということで俺は病院に行くことを控えた。
俺はしばらくフワフワした気持ちになっていた。
全部夢なんじゃないかとも思っていた。
226: 1 ◆WiJOfOqXmc :2012/01/15(日) 17:51:14.12 ID:WuLtuWlB0
手術が終わって数日して、俺は彼女に会いに行った。
彼女は寝ていた。
目覚めると俺を見て、フラフラと体を起こす。
俺「あ、起きないほうが…」
彼女「いいの、今日は調子いいんだ…」
笑みにも力がない。
俺「手術、頑張ったね。」
彼女「ありがとう。」
彼女の笑顔には本当に力がなくなっていた。
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