148: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:12:29.63 ID:/iIPo7Fs0
夜が明ける。結局一睡もできなかった。
だが毎日の日課はこなす。洗面所へ行き疲れた顔に冷たい水をかける。
そして、朝は適当にパンを焼いて食べた。
制服に腕を通し。準備は整った。雨は相変わらず降り続けていた。
玄関で傘を、と思ったが。
しまった。メリーさんに貸したままだ。午後からは雨が上がると天気予報で言っていたが。
しょうがない、バスまで走ろうと玄関を開けた時。
一番会いたかった顔がそこにあった。「おはようございます」
だが毎日の日課はこなす。洗面所へ行き疲れた顔に冷たい水をかける。
そして、朝は適当にパンを焼いて食べた。
制服に腕を通し。準備は整った。雨は相変わらず降り続けていた。
玄関で傘を、と思ったが。
しまった。メリーさんに貸したままだ。午後からは雨が上がると天気予報で言っていたが。
しょうがない、バスまで走ろうと玄関を開けた時。
一番会いたかった顔がそこにあった。「おはようございます」
メリーさんが黒い大きな傘を持って立っていた。
157: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:24:53.86 ID:/iIPo7Fs0
「おはよう」
と、メリーさんの顔を見たら少し緊張がほぐれた。
「ごめんなさい!ずっと傘借りっぱなしで
困ってるかと思って迎えに来ました。」
ペコペコと頭を下げるメリーさんが可愛い。
長年の夢だった朝、女の子が家に迎えに来ると言う
シチュエーションが叶い、僕は感激していた。
朝起こしてくれたら完璧だったのにと、図々しいを思う。
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもないよ
それじゃあバス亭まで行こうか」
僕達は歩きだした。
朝女の子に起こされる夢は叶わなかったけど
メリーさんと相合傘で登校しているだけで幸せだった。
続きは次のページからご覧ください!!