390: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 02:38:52.44 ID:lopreZb60
親父の言葉を信じ後はまかせ、
メリーさんと共に学校を出る。どこへ行くのかと聞いたところ事故現場らしい。
もうすぐメリーさんとはお別れ。
そう思っただけで胸が苦しくなった。「あ、あの!…いや何でもないです…」と、メリーさんが言って来た。「何?気になるけど」
メリーさんと共に学校を出る。どこへ行くのかと聞いたところ事故現場らしい。
もうすぐメリーさんとはお別れ。
そう思っただけで胸が苦しくなった。「あ、あの!…いや何でもないです…」と、メリーさんが言って来た。「何?気になるけど」
「いや、たいした事じゃないんですけど…」
もじもじと下を向くメリーさん
「あの!手…繋いでもいいですか?」
僕は何も言わずメリーさんの手を握った。
「手、小さいね」
「手、大きいですね」
そんな事を言いながら歩いていった。
空を見上げればすっかり夜。
星が輝いていた。
406: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 02:52:42.91 ID:lopreZb60
僕達は手を繋いだまま、事故現場へと来た。
そして、メリーさんが倒れていた河原へと降りる。
川が流れる音以外が静かだった。メリーさんが言った。「私、嘘ついてました。
本当は昨日の朝には記憶は全部戻ってたんです。
でも、あなたと一緒に居たかったから…」メリーさん曰く、あの三箇所はデートで行きたかった場所なのだと言う。僕は何も言わない。
メリーさんは続ける。
そして、メリーさんが倒れていた河原へと降りる。
川が流れる音以外が静かだった。メリーさんが言った。「私、嘘ついてました。
本当は昨日の朝には記憶は全部戻ってたんです。
でも、あなたと一緒に居たかったから…」メリーさん曰く、あの三箇所はデートで行きたかった場所なのだと言う。僕は何も言わない。
メリーさんは続ける。
「1ヶ月前の事故の日。雨が降っていて私は傘が無く
バス亭で雨が止むのを待ってました。
そんな時に私に傘を貸してくれた男の子がいたんです」
それって、まさか…
「その人の事は知っていました、たまにバスで一緒になる時が
あったので、それに…かっこいいなぁと思って」
えへへっと照れくさそうに言うメリーさん。
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