147:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 18:08:46.67 ID:t4eqgCHaO
女姉「暗くなる前に帰りなさい。良いわね、絶対よ」
女「あ、おね、えぇと先生…!」
女姉「なに?」クル
女「あ…その…えと…これからも、頑張りますっ」ピシッ
女姉「くす。ええ、勿論。だって期待の妹ですから」ニコ
電車内
女(えへへ、お姉ちゃんに褒められちゃった)デュフフ
女(しばらく嬉しさに呆然としちゃってて、さらに帰宅時間が遅くなったのは我ながらアホっぽいけど…)
すたすた
女「頑張ったね、だって…期待の妹ですから、だって…んふふ~」ニヨニヨ
女(でも、あれかしら。認めるのは癪だけど、ほんの数歩は貴方のお陰って考慮しても良いかもね)クス
がたんことーん がたんことーん
女「……今日のこと報告したら、なんて言うかしらアイツってば」
女(なーんてね、お姉ちゃんのことも知らないだろうし、言っても意味不明だけだろうし)
女「ってあれ!? 既に降りる駅通り過ぎてない私!?」ガバァッ
ぷしゅー
148:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 18:10:03.68 ID:t4eqgCHaO
女(やばいやばい! これ以上遅くなったらお姉ちゃんが先に家に着いちゃう! 早く対向車線に乗り換えないと…!)
女「はやくはやく───」ダダッ
女姉「……」
男「……」
女「───…ぇ…」
女「お姉ちゃん、に。どうして隣に、貴方が居て…」ピタ
女姉「…」スタスタ
男「…」スタスタ
女(そのまま駅を降りていく…? こんないかがわしい繁華街しかない駅で、二人でっ、どうして…!?)
女「…っ…」ゴクリ すた、すたすた…
~~~
女(どこまで行くんだろう、というか二人は知り合いだった? 二人で一緒に出歩くぐらいに? いつのまにっ?)スタ…
女(いや、待って、でも確かに)
『──良い、クラスメイトが居たのね』
女(──お姉ちゃん笑ってた、あんまし人を評価しないで普段もピクリとも揺るがない鉄仮面お姉ちゃんが…)
女(知ってた、の? 誰に教わってたのか、一体誰が良いクラスメイトだったって…)
女「あ! 見逃してしまった…!?」キョロキョロ
たったったったっ
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