133:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 17:47:51.39 ID:t4eqgCHaO
──ぴちょん
男(…? なんだ、音が収まった?)
受付「ふむふぅー、たいへん満足した。やっぱ若いこ良いなぁ、ふれてるだけでお姉さん元気になっちゃうなー」
受付「──それじゃ、いただきます」ぱん
男「って、ちょ、ちょっとぉー!? 今、はっきりと不可解な言葉を発しましたよねアンタぁー!?」
受付「大丈夫。ヒドいことはしないしなーい」ズリズリ
男「きゃああああああああああ!!!!」
受付「うへへ…生娘でもあるめーし、なまっちょろい悲鳴あげてるんじゃねーよ…かまととぶりやがってぇ…」ウェヘヘ
受付「ここは正直に身を任せなさ───」
男「っ…っ…っ…」ぶるぶるぶる
受付「──妙に怖がってると思ってたけど、きてたか幽霊っ!」
ばばっ!
受付「今日こそ年貢の納め時! 現職巫女さん厄払い、世に残った残留思念ぱやっと祓ってみんぜようッ!」
叔母「……」
受付「そして続きをぱぱっとはじめ、ちゃ、…う」
叔母「…で?」シュボッ
受付「……………………」ダラダラダラ
叔母「何か、ほかに【お前が】言い残す言葉は?」フゥー
受付「え、ダーイ…な、感じ…ですか…?」
叔母「ダァ~~~イ、だなぁ」ぷかぁ
受付「──ほんっとすみませんでしッぷげらぁッッ!!??」ゴッッ!!
叔母「お、いいの入った」ヒュ~
男(高速土下座に膝の超反応カウンター…えぐい…)
134:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 17:50:50.32 ID:t4eqgCHaO
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叔母「私は怒っているよ。珍しく君にね」
叔母「──居もしない幽霊で周りを騒ぎ立てて、経営に支障が出たらどうするつもり?」
男「で、でも…っ」
叔母「話を聞く限りじゃ、水漏れ程度で騒いでたらしいじゃないか」
叔母「ケルケル君だって「ナニモミテナイヨ」と断言していたし」
男(忘れてたいんだろうなあ…深く追求するのは可愛そうだから良いけども…)
叔母「いい加減にこれっきりにして、二度と騒がないように。良いね?」
男「わかり、ました。本当にすみませんでした…」ペコリ
叔母「素直に謝るのは良いことだ。許そう」ウム
男「…ありがとう、ございます…」ションボリ
叔母「まあ、あのさ。君がこの部屋が嫌なのは別にかまわない」
男「……」
叔母「今日から私と一緒に住めば良いと思うんだけど、どうかな…って」チラ
男「あの。ちょっと良いですか?」
叔母「何?」キラリン
男「少し気になってることがあって。ごめんなさい、もう一回だけ幽霊の話題を掘り下げさせて下さい」
叔母「…………、どうぞ」ムスッ
男(ううっ、やはり機嫌を悪くさせてしまったか。けど気になってる「あの現象」は追求しておきたい)
男「叔母さんは一度も、幽霊的な現象を見たことないんですよね?」
叔母「いないよ、そんなモノは」
男「…そうですか、だから気になったことが一つだけ」
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