奇声をあげて威嚇する超簡単な仕事を受けたニート!そこはとんでもないブラック企業だった・・・。

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298:名も無き被検体774号+:2012/02/17(金) 19:39:04.80 ID:dHKJoKIz0

期待イィィィィィィィィィィーーーーーーーー!

302:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:16:58.83 ID:GY5XHNUR0

再開

―ショッカー本社、首領室―

鷲の紋章(ショッカーのシンボルマーク)が描かれた壁を背に、瀟洒なデスクに座る男が一人。一般職の戦闘員から上り詰め、現在はショッカーホールディングスCEOに就任した稀代の悪人、ニートであった。

ニートはその辣腕をふるい、政治家への暴力的な圧力、抵抗勢力の弾圧、
国家への侵攻、さまざまな形で世界の変革を続けていた。

不意に、室内のスピーカーから音声が入る

「首領。財団X併合プロジェクトに関して、報告がはいりました」

ニ「手短に頼みます」

「鴻上ファウンデーションからリークされた情報から本部を特定、こちらの傘下に加わるよう圧力をかけましたが、抵抗を続けています。交渉担当者が粘り強く交渉していますが…」

ニ「もう一週間たちます。つまりこの交渉は失敗です

現時刻より財団Xはショッカーに敵対する組織と認定。
スマートブレインのオルフェノク部隊15体、グロンギのメ階級から5体、改造人間を20体、ゴルゴム製の怪人15体、計55体、襲撃準備に入ってください」

なお、今後は財団X側のいかなる条件提示、対話要求があろうともすべて無視してかまいません。無条件でこちらに完全に屈服するまて徹底的に殲滅します」

「御心のままに。イーッ! ところで交渉に失敗した担当者はいかがなさいますか…(ハラハラ」

 

303:名も無き被検体774号+:2012/02/18(土) 00:18:25.01 ID:l4FlxFU60

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
おかえり!

305:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:19:45.16 ID:GY5XHNUR0

>>303
ブワッツ

うれしい。

ニ「え? うーん。じゃあ顛末書の提出をお願いします」

「!? それだけで、よろしいの…ですか?」

ニ「? ほかにどうしろと?」

「…(ホッ)いいんですか? ああいうとき、普通、悪の王は、死をもって償わせるものでは?」

ニ「それは悪じゃないです、ただの馬鹿です。一緒に悪いことする仲間を無駄に殺してどうするの」

「ブワッ」

ニ「襲撃にかかる費用は、例のアラブの石油王を強請ってください。開き直って、『公表してもかまわない』と言い出した場合は、恐喝に変更してもかまいません。彼のプライベートアーミーはすでにつぶしています」

「襲撃作戦の指揮官は誰を任命いたしますか? スイーツ夫様はオセアニア制圧作戦にかかっていますが」

ニート「そうえいば、スイーツがダーリンと海外転勤☆って喜んでたな…では、私が出ます」

「!首領、御自らですか?」

ニート「はい。指示はこちらからおって出します」

「了解いたしました」プツン

 

304:名も無き被検体774号+:2012/02/18(土) 00:19:24.14 ID:1UlkyGZ+0

                        ,ト–ミ、、_:::::::::::::::::`:””:―┼――――l
                        /ミミ三三ミ’ー‐– 、、_:::::::|:::::::::::::::::::::::j
                        {ミミミ三三、     、ー=、`’┴―――fミ’,
                      ,..、ミミミミミ三シ  . . . . `―’ l ii l (ヲ  lミil
    ┏┓    ┏━━┓       //う{ミミミミf'”   _,,.,,_:.:.:.:..  _j_ .:.:.:.  lミリ.           ┏━┓
┏━┛┗━┓┃┏┓┃       l V }ミミミミ    ‘,ィでiンミ、:.:.、__, -,ィも=、’,l:l.              ┃  ┃
┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏━━━ ‘i l ,ノヾミミ’    ´ ̄`゙`ラ .:. 三 f”´ ̄`’ lj ━━━━━━┓┃  ┃
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    ┃┃        ┃┃         , -fソ!’ミ        / `^ヽ,_ノi    ,’             ┏━┓
    ┗┛        ┗┛       ,/(/ {i,ミ’     /  _,,…,_,,..,、l   /              ┗━┛
                     / ヽ  lN,    /  ,ィiTTTTTト, ,}  ,/
                   , -―/   ヽ ‘, ヽ    {  ,/⌒’ー’‐’‐’‐’,リ l  /
                /  /     ヽ’、 ヽ   l  {,ゝ、‐r‐’ン-i/ ,/ ,イ丶、、
               ”i   {、     ヽヽ丶 丶 ヾ<zェェェシ’ ノ ,i’lヽ、 `ヾー–=”” 、=”” <br=””>                l,   \     ヽヽ 丶、 ` ` ‐ — ‐'”/ノ ,l  \  \  ヽ

306:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:21:17.95 ID:GY5XHNUR0

>>304

すごい。

続き

ニート「…ふーっ…」

コンコン←ノックの音

新人「お疲れっす。俺ですけど、今ちょっといいっすか?」

ニート「ああ、ちょうどよかった。入れよ」

新人「うぇっす。? ちょうどよかったってなんすか?」

ニート「近日中に、財団Xを叩き潰す。俺が出るから、関係各所に手配しといてくれ」

新人「あー。それですか。それならもう済んでますよ。へへっ、多分先輩、自分で出たがるだろーなー、と思って。大口怪人動員申請と、危険手当、あとは関係各所への文書も。
あ、チェックだけお願いします。明日にでもいけますよ」

ニート「…相変わらずお前のスピードは役に立つな。書面みせてくれ」

新人「あざーっす」

ニート「あとは、細かいミスがなければ完璧なんだけどな、書類不備が結構あるぞ。ほんとお前は雑だな」

新人「サーセン」

ニートはフットワークがよく、機転がきいて器用に何事もこなす新人を第一秘書として重用していた。

ニート「で、おまえの話ってなんだ?」

 

307:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:22:25.34 ID:GY5XHNUR0

新人「あ、そーそー。今日飲み行きません?」

ニート「今日は何課の女の子と飲み会なんだよ。俺はあんまり行きたくないぞ」

新人「違いますよ。今日は俺と二人で。ちょっと話したいことがあるんすよ」

ニート「珍しいな」

新人「あ、美少女さんと、懐さん…は、無理か。美少女さんと3人とかでもいいっすけど」

ニート「じゃ、二人でいくか。当日のしかも5時すぎてから女の人誘うのはな…」

新人「了解っす。んじゃ、店とか俺がてきとーに決めときますから」

308:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:24:25.86 ID:GY5XHNUR0

3時間後~ダイニングバー~

新人「あ、すいませーん。ビール追加とー。先輩は?次何飲みます?」
ニート「黒霧島」

新人「それでおねがいしまーす」

ニート「んで? 話ってなんだよ」

新人「あ、そうそう。それなんすけどね。俺、今度結婚しようと思うんすよね」

ニート「マジで?」

新人「はい」

ニート「例の風都のワインバーの子? 付き合って1年くらいじゃなかったっけ?」

新人「ま、そーなんすけどね。なんつーか。幸せな家庭でも、気づきたいかなぁ、とか
思いまして。あ、まだ彼女にはプロポーズしてないんすけどね」

ニート「おいおい。なんでだよ。彼女の前に俺にいうってなんで?」

新人「そっすか? いや、ほら、先輩にはお世話になってるし、それに俺が結婚して、
たとえば子どもとか出来たら、俺育児休暇とか取りたいし、迷惑かけるかもしんないっすから」

ニート「…」

310:1 ◆K1Or/xghAM:2012/02/18(土) 00:26:00.68 ID:GY5XHNUR0

ニート「…」

新人「だめっすか?」

ニート「そんなわけないだろ。お前も入社したときからだいぶオトナになったよな、と思っただけだ」

新人「なんすかそれー。先輩だって、面接で特技がピーナッツの投げ食いとかいったって噂っすよ」

ニート「俺の投げ食いすげーんだぞ」

新人「wwまさかのwwマジ話www」

ニート「てめぇww真珠弾ぶちこまれてぇのかww」

新人「ま、でもマジな話。俺がプロポーズきめたの、先輩のおかげなんすけどね」

ニート「え?」

新人「やっぱ、ショッカーだと、家庭持つとか、躊躇するじゃないすか、社会的に
けど、先輩がCEOになったから。
先輩が俺らをひっぱって、この世界を変えてくれる、って俺思うんすよね。だから」

ニート「…おごらねぇぞ」

新人「wwwケチwww」

 

311:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:29:00.09 ID:GY5XHNUR0

~翌朝~

ニート「出るぞ。懐刀」

懐「承知」

ニート「しかしホントに大丈夫か? 昨日の深夜に帰国したばかりだろ?」

懐「かまいませんよ。南米の連中は少しも歯ごたえがありませんでしたからね。
アンタの命令どおり、麻薬のルートを仕切ってた連中、ギャングも政治家もはすべて叩き潰しました」

ニート「ああ。俺たち以外の悪に力をもたれるのは困るからな」

懐「ふっ、違いない」

ニート「さて、懐刀。今回の作戦ははっきりいって楽勝だ。にもかかわらずお前を呼び戻したのは何故だと思う?」

懐「そうですね。作戦とは別の、脅威となる敵が現れる可能性…ですかね?」

ニート「そうだ。と、いうよりも、確実にくる。お前を南米に送っていたのはそのためだ。
俺の予想では、今ライダーたちはある程度お互いに連絡を取って動いている。

おそらく、準備を整えてから攻め込むつもりのはずだ。

そうでなければ、個人個人が散発的に戦いを挑んでくるはずだからな。それなら数の利で袋叩きにするだけだからたやすかったが、そうはしてこない。
やつらは今、攻め込んではこず、局地的に俺たちの妨害をしているに過ぎない。これはやつらが連携を取り、機をうかがっているからだ」

懐「理がありますぜ」

 

312:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:31:31.64 ID:GY5XHNUR0

ニート「だが、おそらく一人だけ連絡のついていないヤツがいる、二号の
一文字隼人だ。

コイツは活動の拠点が海外、かつ海外にいる間は国内のライダーと一切連絡を取ろうとしない。子ども好きで陽気なヤツだそうだが、ショッカーへの復讐心は強い…。
大方ハードボイルドでも気取ってるんだろう。正義のお仲間と連絡をとっていない。
ここを利用する

お前が南米で活動していたことは当然一文字は知っている。内容が麻薬ルートの壊滅だったから、手出しはしてなかっただけだ。だが、幹部のお前が帰国することを知れば、
おってくるはずだ」

懐「なるほど。ボス、俺の怪人態、ついにアンタにもみせられそうですね」

ニート「期待してるぜ」

ニートは、智謀と戦闘力を兼ね備えた懐刀を、自身の右腕とし、副官に任命していた。

※一文字隼人
カメラマン、子ども好きで陽気な性格。日本武道の達人。ショッカー嫌い
役者さんの中の都合で本編ではいきなり外国いって、連絡とれなかったり
急に帰ってきたりする。
仮面ライダー2号に変身する。そのパワーは「技の1号」に対して「力の2号」と呼ばれる

 

314:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:33:33.56 ID:GY5XHNUR0

投下スピードどう? 遅い? 早い?

315:名も無き被検体774号+:2012/02/18(土) 00:39:54.35 ID:yoHb7IsxO

ちょうどいい

316:1 ◆K1Or/xghAM :2012/02/18(土) 00:40:26.77 ID:GY5XHNUR0

>>315
おk。さんくす

続き

数時間後~財団X本部~

本部を取り巻く、無数の怪人、改造人間、戦闘員
その中心にニート。

財団Xトップ「わ、わかった。ショッカーに協力する。財団の技術と戦力も提供する…だから」

ニート「もう遅いんですよ。チャンスは与えました。それに、もはや『協力』だの『提供』だのっていう次元じゃないんです。我々はあなた方を蹂躙し、そして全てをもらいます。

懐「覚悟を決めな」

ニート「…かかれ」

財団Xの人たち「ひぃーっ!!」

ワーワー!! イーッ!! 

ニート「終わったか。みなさん、お疲れ様でした。今日はこのまま直帰で結構です」

一同「え? マジですか? まだ3時ですよ!?」

ニート「ゆっくり休んでください」

一同「いやっほーぅ!! イィーッ!!」

ゾロゾロと解散する。ショッカー一同

 

317:1 ◆K1Or/xghAM:2012/02/18(土) 00:42:30.55 ID:GY5XHNUR0

懐「…いいんですか? ボス。このあと2号と闘うってのに」

ニート「一度に闘える人数なんて、たかが知れてる。2号の強さを考えれば、こちら側に無駄な被害が出るだけだ」

懐「なるほど。俺とアンタの二人のほうが都合がいいってことですか。さて、どうやってヤツをおびきだすおつもりで」

ニート「やつはすでに俺たちの近くにいる。さっきの戦闘に介入しなかったのは、悪党同士の
闘いだからさ。こっちが悪いことしようとしたら止めにはいるだろう」

懐「毎度のことですが、銀行でも襲いますか?」

ニート「いや、ここはステレオタイプのイメージどおりに動くぞ。この近くに幼稚園があったな」

319:1 ◆K1Or/xghAM:2012/02/18(土) 00:44:32.01 ID:GY5XHNUR0

数分後~幼稚園、校庭~

ニート「『フハハ! 俺はショッカーだ!! この幼稚園を襲い!! その混乱に
乗じて世界を征服してやる!!』

園児「うわぁーん!! 怖いよー!!」

懐「…//」

ニート「おい懐。お前もやれよ。俺だって恥ずかしいんだぞ(小声」

懐「はぁ…『ここの子どもたちをつれさらい、少年ショッカーに改造してやるー』…」

保母「きゃーっ!!」

ニート「『よし、この可愛い子どもに決めたぞぉ!』(ガシッ」

園児「うわぁーん、ママー!! 離してー!!」

 

321:1 ◆K1Or/xghAM:2012/02/18(土) 00:48:21.78 ID:GY5XHNUR0

??「待ちな!」

ドカッ!!

突如現れた男の蹴りによって、ニートは吹っ飛ばされ、幼稚園の壁に激突した。

懐刀「!? ボス! 無事ですか!?」

ニート「…あぁ、かなり痛かったけどな…。だが、かかったようだぜ」

一文字「ショッカー。罪なき子どもたちに手出しはさせねぇぜ」

園児「わあ…お兄ちゃん、ありがとう!」

一文字「まかせときな」

他の園児「お兄ちゃんカッコイイ!」

保母「…ステキ…」

一文字「さぁ、坊主。お兄ちゃん、悪いやつをやっつけるからな。お姉さん先生と一緒に、幼稚園の中に隠れてるんだ。いいな?」

園児「うんっ」

保母「…かっこいい…」

避難する園児と保母。

 

続きは次のページから!!