学生時代に気になっていた「貧乏な後輩」。しかし時間が経ったことで、それが恋だとわかり…。

【PR】Akogare


仕事でも、売り場にほとんど行かなくなったので後輩と話しをする機会が
休憩時間位になっていた。そのわずかな時間にも俺としては話しかけにくく、
また、何を話していいのか分からなかった。
後輩の店での笑顔が少なくなったようなく気がしていた。そして、
とっても悲しい目をしていることがあった。
ある日、後輩が店で倒れた。店を占めるちょっと前の片付けをしているときだった。
お袋が真っ青な顔をして「救急車、救急車!」と叫んでいたが、
親父は店を飛び出して近所の診療所の先生を連れてきた。先生の話によると過労だった。
後輩は俺の部屋のベットに寝かせてその晩はうちに泊めることにした。
俺は後輩の横に座って看病していた。後輩は点滴の薬が効いたのか、
起き上がれないものの話はできるようになった。 後輩は「すみません。私はもう大丈夫ですから(彼女のところへ)行ってください」
と笑顔で言ってくれた。しかし、その日は行く気にならなかったので後輩のそばにいた。
あとでお袋に呼ばれ「○○ちゃんがこうなったのはおまえが心配をかけるからだ」
とさんざん怒られた。俺もそう思っていたのでなにも反論できなかった。
お袋は、今付き合っている彼女と別れて後輩と付き合え、
それが罪滅ぼしだ。と泣きながら俺に言った。
続きは次のページから!!