美人な女幽霊を蹴った…その先に待ち受けていたとんでもない悲劇とは？？

210 ：蹴り男：2014/04/23(水)02:47:36 ID:65r1nu7yk
その笑いを合図にしたかの様に、
ゴツゴツでガサガサの手が首を絞めて来た。
その反動で座椅子ごと後ろに倒れる俺。首を絞めてくるそいつも一緒に倒れる状態になったけど、今度は膝から、腹の上に座る形に。これで更に苦しくなってしまった。
首を締める腕を触ってみると、これがガチムチの筋肉隆々。丸太みたいに鍛えてあるような腕でね。
勝てる気がしない…
相変わらず、相手の姿は見えない。
見えているのは天井の丸い蛍光灯2本のみ。それもだんだん視界が暗くなってきて、もう消えそう。

211 ：名無しさん：2014/04/23(水)02:51:02 ID:08CsZNvZL
おいおい殺されそうじゃねえか…
土地柄悪すぎだろ霊的に

212 ：名無しさん：2014/04/23(水)02:52:30 ID:KAEFw1Pfc
笑わなかったら、首絞められなかったのかな？

213 ：蹴り男：2014/04/23(水)02:52:36 ID:65r1nu7yk
マジでそこは土地が悪すぎた
もう行かないけどね

214 ：蹴り男：2014/04/23(水)02:53:49 ID:65r1nu7yk
多分、笑ったのを勘違いしたのかな？でも、膝の上で狙ってたから遅かれ早かれおそわれてたと思う

215 ：蹴り男：2014/04/23(水)03:01:16 ID:65r1nu7yk
続き
暗くなって行く視界の中で、蛍光灯の大小の2本の輪っかが、うねうねしながら、中心でひとつになった。
と、思ったら十字の形に変わった
同時にバチバチッと電気がショートするような音が聞こえて、首を絞めてた奴が消えてしまった。
解放されたので、ゴロゴロ床を転がり壁側に逃げて、そこで咳き込んでしまった。しばらく様子を見てけど、何事もなかったので冷蔵庫からビール2本追加して一気に呑んだ。
早く酔っ払って寝てしまいたかったから。

216 ：名無しさん：2014/04/23(水)03:09:02 ID:65r1nu7yk
壁|ω・`)ﾁﾗ…流石にみんな寝たよな

217 ：蹴り男：2014/04/23(水)03:17:33 ID:65r1nu7yk
約束だから寝落ちするまで書くぞ
そうそう人に話す機会もないから
なぁ
どれから書いていこうかな

218 ：名無しさん：2014/04/23(水)03:59:32 ID:e0epN5m7r
あげ

219 ：名無しさん：2014/04/23(水)04:18:20 ID:g5QmKR8Zk
寝たのかな？

220 ：蹴り男：2014/04/23(水)06:25:14 ID:65r1nu7yk
ごめん、寝落ちしてた
まだ大丈夫かな？

221 ：蹴り男：2014/04/23(水)06:31:19 ID:65r1nu7yk
ここに書いて行くことは実話だから
まとめとかに載ってるような
怖い話しでもないし、怖いオチとかもないんだけどね

222 ：名無しさん：2014/04/23(水)07:28:47 ID:HgceqXGCu
まだ続きそうですね！(･∀･)全裸待機再開

223 ：名無しさん：2014/04/23(水)07:31:31 ID:65r1nu7yk
花嫁の幽霊
これは俺が小学生の頃の話し。
夜寝る時は、俺は親父の隣で布団を敷いて寝ていた。親父は寝ながらテレビを観たり、新聞を読んだり、本を読んだりする人だったので、夜中もずっと部屋の照明をつけて寝ていた。

224 ：名無しさん：2014/04/23(水)07:38:04 ID:65r1nu7yk
いつ頃からか憶えてはないんだけど、よく親父の足元に花嫁の幽霊が立つ事があった。
花嫁と言っても、神前式での文金高島田に着物という格好の方ね。
角隠しで、顔は口元しか見えないんだけど、その花嫁さんはじっと親父の足元に立っていた。
最初の頃は怖くて、布団被って震えてたんだが、こちらには何もして来ないのがわかって、布団から覗き見る余裕もでてきた。

225 ：蹴り男：2014/04/23(水)07:43:07 ID:65r1nu7yk
親父には、そのことは言えなかった。どうせ信じるわけはないし。
慣れてきた頃に、1度だけ花嫁に話しかけた事があった。
「何をしてるんですか？」
小学生の俺には、それが精一杯。
でも花嫁はうつむいたまま、何も答えてはくれなかった。
その後も何度も現れていたけど、気にする事もなくなってしまった。
今更なんだが
先月、その花嫁幽霊の正体がわかったんだよ。

226 ：蹴り男：2014/04/23(水)07:51:25 ID:65r1nu7yk
先月うちの墓参りに姉と2人で行った時、何故かその花嫁の事を思い出して、姉に聞いてみたんだ。
実はうちの親父は、俺の母親と結婚する前に、大阪の方で別の女性と結婚していたらしい。しかし、その女性は結婚からわずか2ヶ月後に、病気で亡くなってしまった。それから親父は大阪を離れて、こちらで母と出会って結婚した。
あの花嫁の幽霊は、その大阪で亡くなった女性だったんだな。無念だったよね。亡くなっても、親父に着いて来てたんだな。本当に悲しくなって来る。

227 ：名無しさん：2014/04/23(水)07:57:16 ID:t3bOi4jVK
質問、蹴り男は霊感が強いのはわかったけど、家族はどうなん？
>>226見る限りではどうもなさそうだけど・・・

228 ：蹴り男：2014/04/23(水)08:05:47 ID:65r1nu7yk
俺の両親は、すでに他界している。
兄弟では姉も霊感あるみたい。
俺と同じものを見てたりする。
続き
母は多分、この花嫁の事を知っていたのかもしれない。それか、俺が花嫁の幽霊がいると話したのかもしれないけど。癌で闘病中に病床で俺に話して来た事があった。薬で朦朧としてたから、支離滅裂なんだけど
「あんたには偉いお坊さんがついてる。あんたならわかってくれる。
大阪に◯◯さんという人のお墓がある。その人のお骨をうちのお墓に一緒に入れてあげて。」
その時は、花嫁の幽霊が大阪の人だとは知らなかったし、その人にだって親戚はいるだろうし、実際そんな事出来るわけもない。薬でわけがわからなくなっているんだろうぐらいにしか思わなかった。ちゃんと話しを聞いてあげれば良かった。

229 ：蹴り男：2014/04/23(水)08:18:53 ID:65r1nu7yk
そうそう、今年の初め。姉がデジカメで撮った写真を見せて来た。
これ、何か映ってるよね？
それはお墓撮った写真。
お墓の写真を撮るのもどうかと思うけどね。
全体的に、白いもやがかかっている。普通に見てたらわからないんだけど、逆さまにしたら見えて来た。
ちょんまげみたいな頭の顔2人と、1人の女の人。その女の人は、パッチリとした大きな目をした綺麗と言うよりは可愛い感じの人。これが花嫁の幽霊だとは言い切れないんだけど。
花嫁の幽霊の話しはこれだけ。