父さんの再婚相手…年下の不気味な母親→そのゾッとする結末とは・・・

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23 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:06:52 ID:X0Nc9eZGV
>>18 今年で27
「お父さんもいっしょにご飯、食べればいいのにね」とカホが言った。
 父は私たちと食事をしないことがよくあった。
 正直、私には父のことなんてどうでもよかった。
 昔は仲のいい親子だったと思う。
 だけど、気づくと私と父の関係はいびつなものになっていた。
 「どうして?」と私が聞くと、カホはこう答えた。
「だって、私たちは家族でしょ?」
「家族?」
「ちがうの? 私、なにか変なこと言ったかな?」
 無性に反論したくなったが、言葉は出てこなかった。

24 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:09:16 ID:j2139cNVR
ギスギスした家族はヤダな

25 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:10:55 ID:X0Nc9eZGV
「まだあの人とは結婚してないから、正確には家族ではないけど」
 カホが私の顔を見る。なぜかゾクッとした。
「いずれは家族になる。あなたともね」
「……あなたは私よりも年下なんだよ? なにも思わないの?」
「ちょっと特殊かもね。でも、それになにか問題が?」
 「想像してよ」そう言った私の声はふるえていた。
「母親が自分より年上の、娘のきもちを」
「奇妙に感じるかもね。でもそれも、ひとつの家族のかたちでしょ?」
「そんな簡単な言葉ですまさないで」
 カホと同居するようになってから、はじめて私は本音を口にした。

26 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:11:03 ID:vU9kbVvId
女っていうのは最初だけは良妻なんだよなぁ…

27 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:13:31 ID:jIfL9H5Zw
不満があるならセックスしちまえよ
大抵解決する

28 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:16:02 ID:X0Nc9eZGV
「ずっと前から疑問だった。
 あんなおっさんと結婚しようなんて、本気で考えてんの?」
 カホの表情がわずかにくもった。
「年齢だって三十は離れてるでしょ。どう考えたっておかしいじゃない」
 なぜこんなに彼女に突っかかるのか。
 自分でも不思議だった。
 でも彼女と同じ空間にいてはいけない、本能がそう言っていた。
「だいたい。家族やまわりの人たちは、このこと知ってるの?」
 「家族はいない」レミが目をふせた。
 家族がいない。その一言で、私は次の言葉を見失ってしまった。

29 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:18:39 ID:3SI4oKKea
カホなのかレミなのか、はっきりさせて!

30 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:19:13 ID:yB5NRpEMO
何かありそうだな

31 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:21:47 ID:X0Nc9eZGV
「このことは友達にも知り合いにも、誰にも話してない」
「あなたもおかしいって自覚はあるんでしょ?」
「……」
「だから誰にも言えない。私の言ってること、まちがってる?」
 カホが押しだまる。
「そうね、ユイちゃんにはわからないだろうね」
「わかりたくもないね」
 私は席を立った。
 料理はまだ残っていたけど、食欲は完全に消え失せていた。
 部屋を出る直前に背後で「おやすみ」と聞こえたが
 扉をしめてそれをさえぎった。
 この日はさっさとベッドで寝て、最悪な夜を短くした。

32 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:22:29 ID:3SI4oKKea
レミはどこに行ったの?

33 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:23:14 ID:yB5NRpEMO
>>32単なるミスって分かってレスしてるだろww

34 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:23:24 ID:JQ8iUjnY5
レミは間違いだろ

35 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:24:09 ID:X0Nc9eZGV
今から考えれば、まだこのときはよかった。
すくなくともカホは、私の中で非常識な女で終わっていたから。
その認識がまちがっていたと気づいたのは、次の日からだった。

36 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:30:23 ID:X0Nc9eZGV
 次の日。
 満足に眠れなかった私は、寝ぼけたまま一階へおりた。
 リビングに入ろうとドアを開けたら、カホが扉の前にいた。
 思わず出そうになった声を、なんとか飲みこむ。
「おはよう」
 私はカホを無視して、そのまま彼女を横切ろうとした。
 だけどカホに腕をつかまれて、とまらざるをえなかった。
「おはよう、ユイちゃん」
 カホがにっこりと笑った。
 昨日のことなど、まるでなかったように。
 「おはよう」とさらにもう一度、彼女が言う。

37 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:31:33 ID:R29y0fSGy
怖くなってきたなwwwww

38 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:32:13 ID:JQ8iUjnY5
こy

39 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:32:53 ID:yB5NRpEMO
ひえぇ

40 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:34:29 ID:XN8YUrQ2f
お前無愛想すぎだろ・・・

42 :名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)00:37:10 ID:X0Nc9eZGV
 手をふりほどこうとしたが、彼女の力は予想外に強くてふりほどけない。
 おはよう、とまたくりかえす。
 本気でこの女がなにを考えているのか、想像できなかった。
「おはよう」
 声の調子も表情も、なにひとつ変わらない。
 私は無意識に息をのんでいた。
「おはよう」
「……」
「おはよう」
 私は気づいたらあいさつを返していた。
「おはよう」
「今日もいい天気だね。あっ、冷蔵庫にサラダあるから食べるんだよ」
 カホはもう一度にっこり笑って言った。
「じゃあ『お母さん』は大学、行ってくるから」