サムライに憧れて3年間山で修行した結果・・・

聞きたい？聞きたいか、仕方ないな

ラストサムライ

あれは高校三年の夏だった。
聞いてよ天翔龍閃くらわせるぞ

何流の道場通ったの？

７人の侍でも見たのかな？

夏休み、リア充のゴミ共なら海にキャンプにいろんな楽しみがあるんだろうが俺にはそんなものは存在しない
そんなあるとき、暇なら外で走るなりして体力つけろとママンに言われ閃いた
そうだ、修行をしようと

どこまでいったのか

思い立ったが吉日、その日の午後、着替えと竹刀と木刀を持って電車とバスを乗り継ぎ、歩きで山を登る事一時間、四国の山奥にある祖母の家に着いた

その間の食事や寝るとこどーした？
ってかどーやって生活成り立たせてた？

その日はおばあちゃんの美味しい料理を食べて眠り、翌日から修行を開始した
おばあちゃんの家は山奥だが剣の修行をするには最適だった
一キロ以内に竹林、山、森、川、神社、畑、さらに山奥なので人もいない

婆ちゃんちに居候してたわけだな
では次に聞くがそこから道場破りに行った道場までの交通宿泊費は？

見てるから続きはよ

朝食を食べたあとまずは修行の内容を考えることにした
最終的に決まったのがこれ
５時、起床、朝食
６時、山に入って素振り用の木刀で軽く肩をならす
７時、肩を休めるのも含めて山道ランニング
８時、休憩、リンゴを食べる
９時、木刀だとすぐに折れる事が分かったので竹刀で木をひたすら打つ
１０時、竹林を走りながら枝を避けつつ木刀で竹を撫でる
１１時、川で汗を流すのを含めて禊
１２時、無人の神社を勝手に掃除して神棚の前で瞑想

あ、ずっとこれやってるわけじゃないぞ
間間に別の事やったり休憩してたりする