俺「・・・でも・・このままでいいのか・・?」
坂倉「・・・・・・・」
俺「失敗するかもしれない。母ちゃんにつらく当たられるかもしれない。でも今のまんまでいいのか?」
坂倉「・・・・・・・・・・・」
俺「俺は今のまんまじゃいけないと思う。絶対お前はきついはずだ。しかも逃げるに逃げられない。だったら誰か大人に相談するか何か行動しようぜ。俺らの作戦じゃなくてもいいから」
坂倉「・・・大人は・・信用できねえ・・・」
俺は修学旅行の夜に聞いていた。
児童相談所っていうのは早々簡単に引き取ってはくれないこと。
度を越し、生命の危機に達するような場合じゃない限り
1週間に1度訪問してくるぐらいで役に立たないこと。
先生は話を聞くだけで問題を持ってこられるのが迷惑というのを露骨に表情にだし、
何かにつけては「話し合え」しか言ってくれなかったこと。
だから俺は本田に相談したのもあった。
俺「だったら・・・やってみようぜ!やらなきゃかわんねえよ!大丈夫だ!徹底的にやりゃ絶対うまくいく!母ちゃんは・・・目を覚ますって!」
坂倉「・・保障あんのかよ・・」
俺「保証なんてねえよ!でもやるしかねえよ!お前がやんなきゃ意味がねえし!やろうぜ!」
とりあえず何かしなきゃ!それだけで自分を突き動かしてた。
子供は思慮が浅いから間違いを起こす。
今になってわかることだが当時は勢いが大事!というのもあった。
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