204: :2008/06/17(火) 12:30:42.96 ID:
なんだ
いい子だな
210: :2008/06/17(火) 12:43:27.28 ID:
「油田くんとは友達?」これも気になる。
もしかして彼氏ってことは無いよな?
「そうなんですよ。
彼とは授業が一緒で
そのうち同じマンションって気づいたんですよ。
それからは学校で会っても話する仲になりました。」
なるほど。特別親しい間柄ではなさそうだ。
まりあちゃんと呼ぶ程の仲でもない気がした。
後に分かったことだが油田は
少し知り合いになった
女の子に慣れ慣れしくすることで
自分を大きく見せる癖があった。
211: :2008/06/17(火) 12:43:50.38 ID:
俺はカレーを食べ終えるとまりあと一緒に店をでた。
並んで歩く。
マンションまで10分程度の距離。
ついこの前、油田と並んで歩いた時とは大違いだ。
幸せだった。
しかしあっという間にマンションに到着してしまった。
「それじゃまた!」と言って各々自分の部屋へ入る。
俺は幸せの余韻に浸っていた。
これからもっと仲良くなれるかも・・・。
しかし俺の幸せは長く続かなかった。
鞄の中でマナーモードに設定していた携帯。
その携帯に24回もの着信があったこと。
その着信の主が志村であったこと。
この時の俺は自分の置かれた状況に
まだ気づいていなかった。
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