543: :2008/02/24(日) 11:59:13.49 ID:
俺たちが起きたのは、もう昼近く。麻衣の両親は、とっくに仕事に行ってしまっていた。本当に、俺にはノータッチなんだな。
でも、高校1年生が親に分かるように愛し合ってるんだぞ。
止めるだろ。普通。
子供が女の子であるなら、なおさらだと思う。
思い切って聞いてみるか?
そこで、なぜか依然として裸のままの麻衣に
俺『親はこういうことしてて、何も言わないの?』
俺『前は、遊びすぎだから家に居ろーとかあったじゃん?』
麻衣『ああ、それはね。大丈夫になったの。』
俺『え?なんで?』
麻衣『それはね。教えてあげる。ものごとを円滑に進めるためには…』
『下準備が何より大切なんだよ!』
『だからね。大丈夫。親からの口出しはもう無いから。』
話がずれている気がするが、ようするに…
麻衣、両親に何をした?
殺してないよな?せいぜい、脅すくらいにしとけよ。
545: :2008/02/24(日) 12:00:12.35 ID:
両親は浮気しているらしい。現在進行形で2人とも。麻衣はその証拠を押さえているのだ。
そして2人に対して、うまく脅しをかけてる。
強すぎないように、弱すぎないように、力加減を考えて。後日、たっぷり聞かせてもらったよ。
その時の苦労話を。高校生の身じゃ、探偵なんて雇えないからな。
全部、自力でやったそうだ。インスタントカメラだけを武器に。
中学時代は、下校したあと遊ぶってことは無かった。
殆どが休日を利用して1日中遊ぶというもの。
おかしいと思ってはいた。両親は共働きで帰りが遅い。
だったら、帰ってくるまで遊んでいても問題ないだろ。
それなのに…と思っていたら、こんなことをしていたのだ。麻衣は。
550: :2008/02/24(日) 12:03:47.18 ID:
それを片付けながら、書いているのでさらに遅くなるかも。すげー申し訳ない。
でも、家族を養うためには金が必要なんだ。
やっと手に入れることが出来そうなんだ。本当の家庭ってやつを。
だから許して欲しい。
551: :2008/02/24(日) 12:05:22.46 ID:
仕事がんばって幸せになれよ
553: :2008/02/24(日) 12:06:45.31 ID:
養ってきてあげて
563: :2008/02/24(日) 12:17:10.04 ID:
書いてくれないと死ぬ
614: :2008/02/24(日) 13:48:49.84 ID:
実は、電話でカラオケの誘いをしてきた女がそれとなくフォローにまわってくれていたのだ。
これがなかなか、頭が切れる人。頼もしかった。いきなり机に手紙が入っていた時はラブレターかと思ったが
「ある程度の事情は分かってるから、クラスのことは配慮してあげる」
という内容のものだった。バレンタインデーのチョコレートまで手を回されてしまったのは残念だったが。
そのおかげで、修羅場が起きることはなかった。
お陰で無事に高2に進級。
麻衣とはめでたく同じクラス。
616: :2008/02/24(日) 13:49:28.08 ID:
俺『だな。これからは普通にクラス内で話せるな。』
麻衣『本当によかっ…』そこに奴が登場。愛『アツアツだね。2人とも!でも、ちょっとはクラスに絡んで欲しいな。』
愛『結城くんは体育祭のヒーローだよね?1年のときの!』
愛『今年も期待してるからね。』
よくしゃべる奴だな。
愛『そうそう。私は愛。苗字は嫌いだから、名前で呼んでね!』
草薙 愛。
橘 麻衣。
そして、俺こと結城。
愛はクラスの中心。
麻衣はハブ。
ともに才色兼備。けど互いに対極の存在。
618: :2008/02/24(日) 13:54:27.24 ID:
やっと揃った、メインヒロイン2人。
でもこのせいで俺は…
ああ、次は小指が折られるところか。
619: :2008/02/24(日) 13:56:10.20 ID:
あ
生きてる。
621: :2008/02/24(日) 14:03:49.69 ID:
草薙愛の登場により、俺は以前にも増して苦労するようになった。
朝、教室に入ると麻衣そっちのけで、俺に話しかける草薙愛。
なにかにつけて、ボディータッチをしてくる草薙愛。
移動教室のときは、真っ先に俺を強制連行していく草薙愛。
それと比例して、黒さが増していく麻衣。
下校の途中で、必ず麻衣の家に寄る俺。
そこで、説教食らう俺。
物投げられる俺。
ついに物が俺に当たるように投げられる。
投げるだけ、投げたら泣き出す麻衣。
それを慰める俺。
謝り続ける俺。
家に帰って、親に怪我を心配される俺。
友達を喧嘩したと、必死でごまかす俺。
つか…れ…た。
623: :2008/02/24(日) 14:07:22.19 ID:
つーか>>1もてすぎだろw
624: :2008/02/24(日) 14:07:35.88 ID:
橘ウザス
626: :2008/02/24(日) 14:09:36.07 ID:
>>1イケメンすぎだろ
627: :2008/02/24(日) 14:10:04.19 ID:
草薙露骨杉wwwww
628: :2008/02/24(日) 14:11:12.62 ID:
段々、制服では隠せなくなってきた。何も知らずに、麻衣と張り合う愛。
自分でも分かるほど、衰弱した俺。だんだん、夜眠れなくなる。
明日が来るのが不安で仕方がない。
食欲も少なくなっていたが、麻衣の弁当を食べきるために
朝食を毎日抜いた。
唯一救いだったのは、愛は弁当を作ってこなかったこと。
んで、ついに学校で倒れた。
俺www情けねぇwwwwwなwwww
629: :2008/02/24(日) 14:11:25.27 ID:
いかんいかん
632: :2008/02/24(日) 14:13:10.90 ID:
ヤンデレこええw
633: :2008/02/24(日) 14:16:04.33 ID:
このスレ見てたら、ただのヤキモチ妬きに思えてきた・・・とりあえず続きwktk
639: :2008/02/24(日) 14:18:40.04 ID:
他の女の子としゃべらないで欲しい
643: :2008/02/24(日) 14:26:44.94 ID:
追いついた 一言でまとめるとNice boatってことか?
644: :2008/02/24(日) 14:28:37.19 ID:
その一歩くらい手前。
645: :2008/02/24(日) 14:28:42.96 ID:
夢の中にも、麻衣と愛が出てきた。
もうちょっと、勘弁してください。目が覚めた。保健室だった。
おいおい病院に運んでくれれば、救いがあったものを…。
体を起こす。隣を見る。居たのは麻衣だった。俺『付いててくれたのか。サンキューな。』
麻衣『そりゃ。彼女だから。それから、ごめんね。』
麻衣『つらかったよね?ごめん。』
俺『ああ、気にすんな。ちょっとした貧血だから。』
麻衣『そのことなんだけど、2~3日自宅療養しろだってさ。』
俺『マジで?』
麻衣『マジで!良かったね。学校サボれるよ。』
この休みは、天からのご褒美に違いない!
そう思うよな?普通さ。
次の日、めでたく指が折れることになります。はい。
650: :2008/02/24(日) 14:32:42.95 ID:
泣きっ面に蜂wwwwwwww