「そんなに無理しなくても良いのに。もうブランド物とかいいから、落ち着いて一緒にいようよ」
とか言ってくれてなんて良い女だと思った。
ある時、嫁が俺に、
「親戚の葬式の為に2日ほど家を空けるから、子供の面倒よろしくね」
と言ってきた。
4歳になったばかりの子供だから、俺も大丈夫だと思い快諾した。
と、同時に
「今日浮気相手家に呼べるじゃん」
と考えついた。
子供なんかいかさまにもお菓子で買収なり、
変な証言しても誤魔化せると思った。
そして夜になり、早速浮気相手を家に召還。
沢尻エリカ似の彼女に子供もメロメロである。
「オモチャ今度買ってあげるからお姉さんと遊んだの内緒ねー」
なんて言ったりしてた。
んで浮気相手にご飯作って貰って、3人でご飯食べて幸せいっぱいだった。
この時までは・・・
食事も終え、その後すぐに子供は寝ついた。
そんでそれを見計らってすぐに、
俺と浮気相手は家を出てホテルへ直行。
家でしようと思ったけど、
さすがに子供に見られたらヤバいと考えて場所を移したんだ。
それが間違いだったんだけど・・・
早朝になり、浮気相手を家まで送り、自宅に帰った。
すると、家が無かった。
何を言ってるかわからないだろうがマジで…燃えつきてた。
よくよく携帯を見たら、夜中に近所や嫁や実家の親から着信の嵐。
手が震えだした。
だって、家の中に子供置いてきたんだから。
急いで嫁に電話した。
一体何がどうなってるんだと。
そしたら嫁が泣きながら、
「良かった生きてたんだ」
ってわんわん泣いてくれた。
もう罪悪感が半端無かった。
俺は震えた声で、
「こ、子供は?」
って言ったと思う。
子供は無事だった。
でも大火傷で顔半分と足がヤバい状態らしかった。
もうその場で崩れ落ちて俺も泣いてしまった。
そんで、子供が救急搬送された病院の場所を聞き出して直行した。
火事の原因だけど、
浮気相手と食べたご飯はシチューだったんだ。
浮気相手はシチューだけ一旦テーブルに持って行って、消すのを忘れたらしい。
そのまま火が運悪く近くに置いてあったふきんに着火してしまって、
木造の家はあっという間に燃えてしまったようだった。
俺は病院で洗いざらいゲロった。
子供がこんな目に合うとは思ってなかったし、
子供は可愛いと思っていたから、
事の重大さにもうすがりつくように泣きながらゲロって土下座して謝った。
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