319:1 ◆USprDF8a9Xfm :2011/07/08(金) 02:18:17.60 ID:LEOXXeov0
6月23日
彼女と、昔よく通学につかった駅にいた。
彼女はフルーリーみたいなのを手に持ってた気がする。
なぜだかわからないけど、喧嘩に発展しそうな、変な空気だった。
無言で先々歩いていく彼女。
彼女はいつもは異常に歩くの遅いくせに、不機嫌だとまた以上にせかせか歩くやつだったんだけど、この日もそれ。
俺は自然と、彼女の早歩きを見るうちにイライラしていた。
俺はイライラしたまま、彼女を追い越してやった。
背の低い彼女ごときの早歩き、抜かそうと思えばいつでも抜かすことが出来た。
(機嫌逆なでするだけだから実際はしたことなかったけど。)
追い抜かしてから後ろ振り向いたら、彼女がいなかった。
はあ?って、イライラしながら言ったら、
「ねえもうやめてよ」って、後ろから声がした。
さっき追い抜いたはずの彼女が後ろに立って、俺を涙目で見つめていた。
「は?」
「もうやめて」
「何をだよ」
「もういやなの」
「だから何が」
悲しそうな彼女に反し、俺はいらいらしていた。
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