386: :2009/08/04 18:48:12 ID:
俺はそのとき、ものすごい恐怖のそばで、何故か冷静にさっきまでの音を思い返していた。
(ああ、あれ爪で引っかいてた音なんだ・・)どうしてそう思ったかわからない。
だけど、思い返してみれば繋がらないこともないんだ。階段を上るときに鳴っていた「パキパキ」っていう音も、何かを踏みつけていた感触も、床に大量に散らばった爪のせいだったんじゃないか?って。そしてその爪は、壁の向こうから必死に引っかいている何かのものなんじゃないか?って。きっと、膝をついて残飯を食ったとき、恐怖のせいで階段を無茶に駆け下りたとき、
床に散らばる爪の破片のせいでケガをしたんだろう。でも、そんなことはもうどうでもいい。
確かなことは、ここにはもういられないってことだった。俺はAとBに言った。
俺「このまま働けるはずがない」A「わかってる」
B「俺もそう思ってた」
俺「明日、女将さんに言おう」
A「言っていくのか?」
俺「仕方ないよ。世話になったのは事実だし、謝らなきゃいけないことだ」
B「でも、今回のことで女将さん怪しさナンバーワンだよ?
もしあそこに行ったって言ったらどんな顔するのか俺見たくない」俺「バカ。言うはずないだろ。普通にやめるんだよ。」
A「うん、そっちのほうがいいな」
(ああ、あれ爪で引っかいてた音なんだ・・)どうしてそう思ったかわからない。
だけど、思い返してみれば繋がらないこともないんだ。階段を上るときに鳴っていた「パキパキ」っていう音も、何かを踏みつけていた感触も、床に大量に散らばった爪のせいだったんじゃないか?って。そしてその爪は、壁の向こうから必死に引っかいている何かのものなんじゃないか?って。きっと、膝をついて残飯を食ったとき、恐怖のせいで階段を無茶に駆け下りたとき、
床に散らばる爪の破片のせいでケガをしたんだろう。でも、そんなことはもうどうでもいい。
確かなことは、ここにはもういられないってことだった。俺はAとBに言った。
俺「このまま働けるはずがない」A「わかってる」
B「俺もそう思ってた」
俺「明日、女将さんに言おう」
A「言っていくのか?」
俺「仕方ないよ。世話になったのは事実だし、謝らなきゃいけないことだ」
B「でも、今回のことで女将さん怪しさナンバーワンだよ?
もしあそこに行ったって言ったらどんな顔するのか俺見たくない」俺「バカ。言うはずないだろ。普通にやめるんだよ。」
A「うん、そっちのほうがいいな」
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