506 :名も無き被検体774号+ :2012/08/05(日) 10:30:13.53 ID:P3gLkbO30
「しかし参ったな」と僕は言います
「お前が嫌がらせされるのが好きとなると、
嫌がらせをしないことによる嫌がらせさえも
結果的に嫌がらせになってしまって、
最終的には喜ばせてしまうことになる」
「難しいことは考えずに、普通に
いやがらせしてくれればいいんです」
「なるほど」と僕は言い、ベッドの青空の
膝の下と首の後ろに手を差し入れ
ひょいと持ち上げて玄関まで運びました
その軽さに、僕はちょっと驚きます
507 :名も無き被検体774号+ :2012/08/05(日) 10:35:22.74 ID:P3gLkbO30
そのままドアを開けて外に出ると
「もういいですよ」と青空が言います
だからどうしたという感じです
僕はそのまま歩きつづけます
青空は僕を見上げて言います
「はいはい、そういう嫌がらせですか」
「屈辱的な仕打ちというやつだ」
「私の足の状態に気づいてたんですか?」
「さあな」
「くもりぞらさんは発声器官ですけど、
私は足の方をやられたんですよね」
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