荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たされて、
またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。その代わり、
1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分のバイト代をもらえた。
ある夜、また呼び出された。
行ってみると、いつもとメンツが違う。
いつもはSさんかKさんと、部下の若い人だった。
ところがその日は、幹部のNさんがいて、他にはSさん、Kさんの3人だけ。
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。
俺が着いても、エンジン切って待ってろって言ったまま、ボソボソ何か話してた。
「…はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより…」
途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。
何だか嫌な予感がしたけどね。
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